公益社団法人茨城県診療放射線技師会のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

茨城県診療放射線技師会は、昭和23年に茨城県放射線技師会として設立されてから、県民医療の発展のために、主に放射線技術を駆使しながら社会に貢献して参りました。現在、先進医療の分野では放射線を利用して様々な検査や治療が行われております。疾病の早期発見、がん治療において重要な役割を果たすことが求められております。また、平成5年からは、超音波やMRIといった放射線を用いない画像診断の分野でも診療放射線技師は活躍しております。

茨城県診療放射線技師会は、現在約700名の会員を有し、公益社団法人として県民の健康と福祉を増進するため放射線展の開催を通じて無料被ばく相談、ファントムを用いたマンモ触診体験等を実施しております。また、県民の放射線に対する不安に答えるため様々な放射線安全啓発活動を継続的に行っております。また、社会貢献活動といたしまして老人ホーム慰問、市民公開講座等も行っております。

医療被ばく問題が叫ばれている昨今、上部団体の日本診療放射線技師会と連携を図りながら医療の質を考えるとともに、医療被ばくの最適化を診療放射線技師の役割として取り組んでいる所でございます。

茨城県診療放射線技師会の大きな役割は県民と協働し、医療スタッフの協働・連携によりチーム医療を推進することにより、質の高い医療を提供することであります。今後ますます、診療放射線技師として求められている役割として「画像診断における読影補助」「放射線検査等に関する説明・相談」があげられます。また、平成26年に「診療放射線技師法の一部改正」が行われ業務の拡大も行われました。私たちは、医療社会の改革の足音に敏感に対応していき、医療安全の視点を第一に、今まで以上にチーム医療の一員として行動していきたいと考えております。

このホームページを通じて本会の活動や医用放射線に関する情報を提供していきたいと思っておりますので、診療放射線技師の職業とあわせて少しでもご理解いただければと考えております。今後も公益社団法人茨城県診療放射線技師会の活動に対し、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

放射線等を利用した画像診断技術は現代医療に大きく貢献し、今ではなくてはならない存在になっています。 それを反映し検査は毎年増加の一途をたどり、医療被ばくについての関心も高まってきたと思われます。

私たち診療放射線技師は検査によって生じる医療被ばくについて、放射線管理、被ばく低減等の委員会にて研究を行い医療被ばくの低減に日夜努めています。

また、JCO臨界事故や福島第一原発事故においては、その専門性を生かし、医療施設内だけでなく、住民や環境の放射線測定等の仕事のお手伝いも行っております。

質問､疑問等ございましたら御気軽にお尋ねください。

公益社団法人 茨城県診療放射線技師会
会長　圓谷　明男

茨城県診療放射線技師会では、13の多角的な分野で研究会活動を行っています。